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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
涼子が一人で撮った・・・。
何のために?誰のために?
私に?涼子自身に?他の誰かに?
それをなぜ亭主が保有しているのか、さっぱり解らない。
私から亭主に聞くことは出来ない。
「涼子に拘るな」と私に言った亭主の立場がなくなる。
それにあれを私に見せたのは真美だ。
亭主が涼子に未練を残していることを、真美は私に暴露している。
亭主の面子を潰すことになれば、あの家で真美は窮地に陥る。
亭主が自ら真相を語るのを期待するしかない。
----(呑ませるしかないか・・。)
酔った勢いで、亭主自ら私にビデオを見せようとするかもかもしれない。
とにかく亭主は違う星から来た人間だ。
何があってもおかしくない。