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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
『どうだ、真美の料理。
凄いだろ?
私はこれにコロッとやられた。
ほほほ。』
『いや、驚きましたよ。
若いのに凄い。』
その上、味もいい。
見たところ、亭主は真美に満足しているように見える。
真美が抱える不満と、亭主の態度は対照的だった。
刺身に箸を伸ばした。
高級すし店でしか食えそうにない極上のものだった。
『先生、
真美ちゃんで正解だったじゃないですか。』
『キミが優子に走ってくれたからな。
ほほほ。
私の作戦勝ちだな。ほほほ。』
『まいりましたよ。』
これほど言葉を選ばなければならない状況はない。
亭主は相当の変態で、その前妻と私は不倫をして離婚させ、亭主のセックスフレンドだった女が次の私の不倫相手だ。
私が盛大に潮吹きさせた真美を亭主が妻として迎え入れ、どうやらその新妻は私に好意を抱いている。
そして私はこの夫婦の新居の内装を手がけ、大きな収益をあげることになる。