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異常性愛
第1章 私と妻、晶子

性格は控えめで出過ぎず、言葉を選んで話す。
厳格なご尊父の元で育ったその影響もあろうと思う。
その反面、恭順性が禍(わざわい)し、威圧に対して抵抗力がない。
面倒なことを断れず、他人に押し切られる晶子の危うさを危惧することがある。
猜疑心(さいぎしん)の強い私は、晶子が同窓会に出席することに難色を示している。
同窓会は浮気のチャンスメイクの場だ。
私も何度かいい思いをしている。
結婚のもうひとつのきっかけとなったセックス。
中でも私を虜にしたのは彼女の口淫、フェラチオである。
とにかく良いのだ。
過去に交際した男が仕込んだのだろう、当時はそう思っていた。

