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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
『そうだろ。
写真を持たせて
涼子になって来いと私が言ったんだ。
その方が興奮できるんでね。ほほほ。』
もうすぐ出る。できるだけ下衆い話にした方がいい。
ガラスに映りこむ真美は、少し引き攣った微妙な表情で私にワインを注いだ。
真美には辛い場面だが、ビデオの涼子は私の名前を叫んでいる。
あのビデオは私にはそれなりの事件だ。
真相が知りたい。
『わかりますよ。
その気持ちは。
私も涼子を思い出して
何度もオナニーしましたから。』
『ほほほ、キミもか!
罪な女だな、涼子は!』
『まぁ想像でですけどね。
写真も何も浮気の証拠になるものは
一切持ってませんから。』
亭主はほくそ笑んだ。
もう少しで涼子のビデオにたどり着く。