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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
『どんなものなんです?』
『キチ○イのようにオナッてるんだよ。
ほほほ。キミを思ってね。』
『私を思ってですか。』
『それが、面白いんだ。
たぶん涼子は
自分がオナニーしてるのを見て、
興奮するんだよ。
私もずっとそれに気付かなかった。』
『性倒錯ですか?』
『ああ、その一種だろう。
カトプトロノフィリアって分類はあるがな。
涼子は自分の美しさを自覚してたんだ。
鏡に映る美しい自分を犯していたんだよ。
キミクラスのオモチャでね。』
その性癖は聞いたことがある。
以前に私がマザコンであるとわかった時に、検索する中で出てきた言葉だ。
鏡や映像に映る自分に性的興奮を覚え、鏡を舐めたりモニターに性器を擦り付けて快感を得るらしい。
ナルシズムの究極のようなものだろう。