この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第26章 ならず者の食卓
   
反省したような、でもまだ言い足りないような、どちらともつかない中途半端な表情で真美は涙を堪えた。
渾身の意思表示を粉砕された真美は、自分の非力を思い知らされ、全てを失おうとしている。

キッチンから廊下に向かう真美のスリッパが パタ、パタ、と力無く床を引き摺った。
その気の抜けたテンポとかすれた音が、私の胸を締め付ける。

自己を否定された真美の痛みが私に伝播し、鳥肌を立たせた。
物悲しい、その響に耐えられなくなり真美を呼び止めた。

『真美ちゃん!行くな!待て!』

スリッパの音が止み、胸の締め付けが少し和らいだ。

『わかりました。
 真美ちゃんを抱かせてもらいます。
 ですから、真美ちゃんは
 ここへ置いてやってください。』

亭主は表情を変え、私を見上げた。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ