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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
   
亭主は真美を理解しているようだった。
ただ私は、まんまとハメられたようで気分が悪い。

真美の手料理を摘み、口に放り込むと亭主は話を続けた。

『私は女が好きだが、
 女は私を好くことがない。
 ほほほ。
 いや、慰めは要らんよ。

 金で集めた女は楽だがね。
 奴らの目当ては金で、私ではない。
 キミのように女に気を使うこともない。
 孕ませても金で始末できる。

 だが、私も歳だ。
 若返ることはない。
 死に近づいていく身だ。
 最近はチ○ポの立ちも良くなくてな。
 ほほほ。男はこれが一番辛いな。

 真美はあの通り若くてキレイだ。
 あれを私は満足させてやれん。
 無理に奮い立たせて
 やっと真美にかぶさっとるんだよ。
 ほほほ。』

『珍しく弱気ですね。
 らしくないじゃありませんか。』

人間らしさを見せる亭主に、私は戸惑った。
精力に陰りを感じ、老いに畏れを抱く亭主が少し小さく見える。

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