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異常性愛
第27章 業

真美の頬を掌で包み、親指で撫でると、真美はそれにあわせて人形のような大きい眼を開け閉めさせる。
私の親指を滑らせる陶器のような真美の肌は、その希少性も相まって、真美を抱くこの時間の価値を嫌というほど私に知らしめる。
真美に見惚れた。
これからさらに美しく変貌していくであろう原石は、無垢なものにしか与えられない本物の可愛らしさで、私の純心を強く掴む。
真美の美しさは、半年も経てば今とは違うものになるだろう。
だからこそ、今の真美を抱けることに喜びを感じる。
『私、変ですか?』
『なんで?』
『大輔さん、ずっと見てるから。
私、変なのかと思って。』
『い、いや違うよ。ごめん。』
ニコっと笑う、その真美の笑顔に心が溶かされていく。

