この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第28章 媒介
   
湯冷めしないようにといつもより厚めに着込まされ、ダウンジャケットを羽織って外に出た。
冬の日差しに眼が眩んだ。

堤防への階段を上がると、晶子はすぐに私の腕に手を通し、まとわりつくように歩く。
近所の目も気にしない、晶子の甘えように怪訝なものを感じたが、二日酔いで糖の切れた私の頭は、それ以上の思考を拒んだ。

途中、夭逝したベルの墓標に手を合わせ、橋のほとりのうどん屋へ二人でボチボチと散歩した。
この時期には珍しく、風が暖かい晴天だった。
ずっと向こうの山から伸びる送電線が、雲の無い高い青空を横切っている。
陽光に暖められた冬の空気が、歩を進める湯上りの私を温め、背筋に薄っすら汗をかかせた。



/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ