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Moon road〜月への道
第5章 月への道を

りえは奥の応接室にタクヤの妻を抱えながら移動した。
そして、意を決したように
りえの方を向き
「先程、お義父さんの家に行ったんです。」
「はい。」
りえは胸騒ぎがした。
「そしたら、近所の方が…」
「はい。。。。」
「タクヤさん、DVをりえさんにしていたんですね。」
「…。」
「で…強姦を…」
タクヤの妻は再び泣き崩れた。
「あんなに優しい夫なのに…それも、りえさんに…何故?何故そんな事を?そして自殺未遂までして!」
りえは何も言えなかった。
何も言えずにりえはただ泣き崩れたタクヤの妻を見つめていた。
あの怖いタクヤを思い出し
自分に起こった悪夢を思い出し
タクヤの青く浮腫んだ顔を思い出し
りえは竦んでしまった。
ユウイチが外出から戻り、
二人が応接室にいると聞き、慌てて応接室に来た。
タクヤの妻は泣き崩れ
その傍にりえが無表情で突っ立ている…
その光景にユウイチは
心が痛んだ。
ユウイチはりえの肩を抱き
「大丈夫か?」
と尋ねた。
りえは、ユウイチに肩を触れられ我に返った。
そして頷いた。
ユウイチはタクヤの妻を抱きお越し
ソファに座らせ
ティッシュを渡した。
そして、意を決したように
りえの方を向き
「先程、お義父さんの家に行ったんです。」
「はい。」
りえは胸騒ぎがした。
「そしたら、近所の方が…」
「はい。。。。」
「タクヤさん、DVをりえさんにしていたんですね。」
「…。」
「で…強姦を…」
タクヤの妻は再び泣き崩れた。
「あんなに優しい夫なのに…それも、りえさんに…何故?何故そんな事を?そして自殺未遂までして!」
りえは何も言えなかった。
何も言えずにりえはただ泣き崩れたタクヤの妻を見つめていた。
あの怖いタクヤを思い出し
自分に起こった悪夢を思い出し
タクヤの青く浮腫んだ顔を思い出し
りえは竦んでしまった。
ユウイチが外出から戻り、
二人が応接室にいると聞き、慌てて応接室に来た。
タクヤの妻は泣き崩れ
その傍にりえが無表情で突っ立ている…
その光景にユウイチは
心が痛んだ。
ユウイチはりえの肩を抱き
「大丈夫か?」
と尋ねた。
りえは、ユウイチに肩を触れられ我に返った。
そして頷いた。
ユウイチはタクヤの妻を抱きお越し
ソファに座らせ
ティッシュを渡した。

