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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
時間にして30分位だったろうか、
二人はゆっくりだが深く愛し合っていた。

ユウイチは、りえの身体に触れ、気持ちも穏やかになった。
りえもまた、ユウイチの身体に触れ、気持ちも充実し、
ユウイチを信じて頑張れる気がした。

ユウイチにもりえにもあまり時間に余裕はなかったが
愛し合うのは時間より濃さで満足出来ていた。

ユウイチが射精後にりえからペニスを出す時に
出すのが惜しかったが、濃厚なキスをしながらゆっくりりえから離れた。

りえから離れても
キスはなかなか止められなかった。

離れたくない気持ちは山々だったが
二人は離れ、それぞれ今日の準備を始めた。

ユウイチはりえの作ったスムージーを飲み干し
りえの後にシャワーを浴びた。

そして、頬をポンポンと叩き仕事に集中した。

りえは、サッと片付け、仕事の雑用をし、
午後に病院に向かう準備をした。

「お義父さん、タクヤくんの所に行って来ますね。」

「ああ…ありがとう。気をつけて。」

事務所の出入り口までりえを送り
ユウイチは、りえを抱き締め、優しく、濃厚にキスをして見送った。
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