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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
明け方になり、りえは目覚めた。

自分は何故ここにいるのか
何をしていたのか
タクヤに抱き締められているのか
何故裸なのか
何が何だか分からずに
記憶を辿った。


帰ろうと思い、タクヤを待ち…

薄っすらと思い出してきた。

りえは起き上がり急いで服を着た。

頭がクラクラし、子宮に鈍い痛みがあった。


りえが起き、着替えているとタクヤは目を覚ました。

「りえ…凄く激しかったよ。大変だったよ。」
りえを見てタクヤは笑った。

そして、テレビをつけタクヤに擦り寄るりえが映り
大胆に自分から求め、乱れ、悲鳴をあげながら喘いでいる自分がいた。


タクヤは何か仕組んだに違いないとりえは思った。

が…
自分はとても気持ち良さそうで、幸せそうだった。


「タクヤ…くん??こ…こんな…」

りえは涙を浮かべ、ビデオの線を抜き
消して欲しいとタクヤに言ったが

タクヤは承知しなかった。

りえは何度もタクヤに頼んだがダメで…

子供達を新井の家から保育園に送らなければならなく
慌ててタクヤの家を出た。







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