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マギカ☆フレグランス
第1章 魔女機構
どれくらいキスをしていただろうか。
もう体感時間は掴めず、頭はボーと蕩け、メイラの胸元を掴んでいた手には力が入らない。
「んんぅ……はぅ、ん、んん、あ、はっ」
唇を噛むだけだったメイラからのキスは、次第に激しさを増し、今では舌で私の口内を愛撫している。
舌同士を絡ませるたびに、漏れてしまう声を、今ではもう抑える余裕などない。
「っと、どう?気持ちよかった?」
ふふっ、とメイラが笑う。
私は、こくり、と小さく頷き返した。
「そっかぁ。もっとする?」
「ひゃっ!」
ふー、と耳に息を吹きかけられた。
ゾクゾクゾクッ!と体中に鳥肌が立つ。
「どうしたの? ん?」
意地悪に囁くメイラの声がやばい。
息が、耳に、かかって、
「んんっ、喋ら、ないでぇ…」
「……あーん」
「んやぁああ!?」
かぷり、と私の耳が噛まれた。
コリコリ、と耳の硬い部分がメイラの犬歯に刺激される。
初めての感覚に体がガクガクと震える。
「はむっはむ、よわひねえ」
「んあ! あ!、ま、まって!あぁ!」
カリカリカリカリ。
小刻みに甘噛みされる度に、腰が動く。キュンキュンとなっている。
直接気持ちいい神経を食べられてしまってるような、甘美すぎる気持ち良さ。
このまま、ずっと––
––きゅっ
「あにゃぁぁあああああああ!!!!」
一気に広がった快感に、私は大声をあげて果ててしまった。
そう、いきなりメイラが私の乳首に触れてきたからだ。
寝巻きの上から、下着のつけていない胸にいつの間にかメイラの手が伸びており、唐突に乳首を摘みあげたようだった。
「はぁ、はあ、ん、やっ、まって!ねえ!あっ!んぁあ!」
私の制止の言葉などにはメイラは耳をくれず、イったばかりの私の胸をきゅ、きゅ、と摘む。
「んんん、ぁああっああ!! あぁあああ…!!」
ダメ、声が我慢できない。気持ちいい、気持ちいいよお……。
乳首に与え続けられる刺激に、もう座り続ける力すらなくなった私は、メイラの片腕に支えられる形になる。
だけど、その腕すら、メイラは離してしまう。
ボフっ、とベッドに倒れてしまう私にメイラが馬乗りになる。
「もっと、気持ちよくなろうね?」
メイラの発情して真っ赤に火照った顔を見ながら、私はこくり、と頷いてしまったのだった。