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マギカ☆フレグランス
第1章 魔女機構


私たちがマギカに到着すると、突然顔の目の前に透明度の高いディスプレイが浮かび出た。
 あ、エントランスの奥にある真っ暗な部屋で見たディスプレイに似てる。

「えっと、メイラ、なにかなこれ」
「《フォアード》からの伝達よ」

 え?
 《フォアード》……《フォアード》って確か魔女機構のベスト7の実力者の人たちのことじゃ……。

「あー、ルナは【リリィ】だからね。【リリィ】対象の伝達が届くの。《フォアード》から届くのもよくあることよ。きっとただの連絡事項だから、確認してみて」
「確認、確認っと……」

 昨日メイラに教わったディスプレイの使用方法を思い出しながら、小さい声で「開封」と呟く。
 ディスプレイに波紋のような映像が浮かび、画面が文面に切り替わる。

「えっと……緊急招集……って書いてるけど」
「招集? 緊急の?」
「うん」

 招集ってことは、どこかに集まるってことなのかな。

「緊急招集なんて……《パンデミック》の時以来じゃない」
「《パンデミック》?」
「とりあえず、何時からどこであるの?」
「えっと」

 文面に目を走らせていくと、ディスプレイの下部に詳細が記されていた。



日時 本日8時30分
会場 魔導会議室451

以上

 8時30分って今からもう10分後じゃない!

「とりあえず急ぎましょ。ついてきて」
「あ、うん!」

 なんだろう、とても嫌な予感がする。
 私のこの非日常がさらに非現実的になっていくような、嫌な嫌な寒気を、私は確かに感じていたのでした。
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