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マギカ☆フレグランス
第1章 魔女機構
……いつの間にか寝てしまってたみたい。
ベッドの上で仰向けで目を覚ました私は、上半身をゆっくり起き上がらせる。
まだふわふわしてる感覚が拭えない。あれ?なんで、こんな感じに……。
「……は!!」
押し倒される私
馬乗りになるメイラ
そのまま体を弄られ
……。
「ああぁー!! そうだった! 私!」
あの子に犯されたんだった……。
バタッと、脱力して仰向けに倒れる。
さほど犯されたことにショックは受けてないけど、なんというか、あまりにも、突然すぎたし、なにより今思い出すと……。
「むちゃくちゃ気持ちよかった……」
本音だ。
一人でするのとは比べ物にならないほどの快感だった。
今後ここで生活していくなら、きっとメイラともこういうことをしていかないとダメなんだと思う。
……恥ずかしい。
ゴロゴロゴロゴロとダブルサイズのベッドの上を転がる。
思い出してしまっただけに、かなり落ち着かない。
「……ルナ、なにしてるの」
「ひぇい!?」
いつの間にか寝室に入ってきていたメイラが、へんな声を出してしまった私を見ていた。
「い、いたんだったら、声かけてよぉ……」
「今さっき来たのよ」
はぁ……。とため息をつくメイラ。
そこで、ふと気づく。メイラの容姿が変わっていたのだ。
ボサボサに跳ねていた赤髪は、トップにボリュームを持たせるようにふわりと持ち上がり、外に跳ねるように腰まで流れている。
寝巻きだった服装は、黒をベースにした首の赤いリボンが特徴的な制服姿に変わっていた。
「わ、すごくかわいいね!」
「いやあんた……」
目を輝かせる私に対して、再度ため息をついたメイラは半目のまま私に言った。
「授業始まるわよ? サボるの?」
……。
「なんで早く言ってくれないの!?」
すぐにベッドから起き上がって、ワンピースを脱いで、制服に着替えようと、クローゼットらしき大きな家具を開けると、中にはこれでもかってくらいの洋服が詰まっていた。
あたふたする私の後ろから、メイラの重たいため息がまた聞こえた気がした。