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束縛彼氏 ヒイロ君
第1章 ヒイロ君
車が停まってシートベルトを外す。
先に車からはりたのは、ヒイロ君。
「……。何してんだ?早く降りろよ」
渋々降りる私。
エントランスについて彼の部屋の玄関。
鍵を開けて部屋に入るやいなや、
ヒイロ君が私を抱き寄せて
激しくキスをする。
「ん、あっ……」
きっと、今夜は激しい夜を過ごすだろう。
私は毎度の事ながらそう思った。
ヒイロ君はとても独占欲が強い。
それ故、私を束縛したがる。
付き合って言われた事が5つある。
私は勝手にヒイロ君五ヶ条といっていて笑
その内容が、
1#
一人で夜道を帰らない。
彼いわく夜、私を野放しにしたくないらしい。
2#
他の男と関わらない。
これは完璧束縛!!!!
3#
俺の女として自覚すること。
これはよく意味がわからない……笑
4#
露出激しい服は俺の前だけ。
去年の夏、キャミのワンピを着ていたら
とてつもなく怒られました笑
5#
俺意外に関心を持つな。
はい!独占欲の塊笑っ!
とまぁなんとも我がままなような、
なんとも言えない五ヶ条です笑
「……。ミズキ、お前は誰のものだ?」
やっと激しいキスから唇が離されたかと思うと
ヒイロ君が優しく問いかける。
「えっと、ヒイロ君のものです……。」
自分で言うのはなんか恥ずかしくて
目を合わせられない。
「そうだよ。俺のもの。だから俺はお前のこと
迎えにいくの。それ以外の理由があるか?」
「ないです……」
なんか今いち、理不尽な気もするけど
これだけ思ってくれてるって事だよね?
彼は満足したのか、一気に上機嫌になって
「ミズキ……シャワーあびにいこう。」
そして私をお姫様だっこして
お風呂場まで向かう。