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妄想短編
第4章 「にゃー」?≪猫人≫
キィーーーーガリガリ
いきなり黒板を爪で引っ掻いた時のような鳥肌物の音が響いた!
「なっ!なに?」
慌てて窓に近づくとさっきまで爪研ぎしていた猫が次は窓に爪を立てていた
「ちょっとあんた!なにしてんのよ」
―網戸はまだ良いけど窓は絶対ダメ!ここ賃貸なんだからね!!!―
猫に『賃貸』などと言っても通じないだろうと思い心の中で叫んだ
猫はクルッと麻里に背を向けると軽い足取りで去って行った。
溜め息をつきながらベッドに横になる
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