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妄想短編
第4章 「にゃー」?≪猫人≫
ガリガリガリガリガリガリ
まだ寝ていた麻里が目を冷ます
ガリガリガリガリガリガリガリガリ!
「もー!なんのおと?」
寝ぼけながら目を擦り音の正体を探す
窓に近づくと可愛い真っ白な猫が網戸がボロボロになるほど爪研ぎをしていた。
「嘘でしょ?最悪…」
溜め息をつきながら猫を睨む
猫はお構い無しに爪研ぎを続けた。
「はあ…もういいよ…そこまでボロボロだと手遅れだし、思う存分お使いください」
諦めた麻里は冷蔵庫の牛乳を出し一気に飲んだ、勢いが良すぎて口の横から牛乳が漏れ流れる
それを猫が生唾を飲みながら眺めていた。