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妄想短編
第1章 夢or現実≪化け物≫
「夢…だよね」
いつも悪夢を見た時はこの方法で目が覚めた。
木々の上を小鳥達が一斉に羽ばたく
ぐうおおおおおおおお!
また先程と同じ声…
麻里は逃げようにもどちらに逃げれば良いかわからない
「どうしよう…」
ぐうおおおおおおおお!
ガザザザザザザ
木々の揺れる音が近づいてくる
「に…逃げなきゃ!」
麻里は震える足を無理やり動かし
声とは逆の方向へ駆け出した!
はあ はあ はあ
息を切らし涙目の麻里を
得体の知れない物が追ってくる
ぐお!ぐあわ!
その声はどんどん麻里の背後に迫ってきた。
―起きろ!起きろ!―
―これは夢よ!起きて!私―
念じても念じても森も声も消えない
とうとう麻里のすぐ後の木が倒れた。
「ひっ」
悲鳴をあげる暇もなく麻里の身体は得体の知れない物体に捕まり足が地面から離される。
いつも悪夢を見た時はこの方法で目が覚めた。
木々の上を小鳥達が一斉に羽ばたく
ぐうおおおおおおおお!
また先程と同じ声…
麻里は逃げようにもどちらに逃げれば良いかわからない
「どうしよう…」
ぐうおおおおおおおお!
ガザザザザザザ
木々の揺れる音が近づいてくる
「に…逃げなきゃ!」
麻里は震える足を無理やり動かし
声とは逆の方向へ駆け出した!
はあ はあ はあ
息を切らし涙目の麻里を
得体の知れない物が追ってくる
ぐお!ぐあわ!
その声はどんどん麻里の背後に迫ってきた。
―起きろ!起きろ!―
―これは夢よ!起きて!私―
念じても念じても森も声も消えない
とうとう麻里のすぐ後の木が倒れた。
「ひっ」
悲鳴をあげる暇もなく麻里の身体は得体の知れない物体に捕まり足が地面から離される。