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妄想短編
第1章 夢or現実≪化け物≫
「…あれ?ここは」
いつの間にか眠っていた麻里
目を覚ますと先程まで有ったはずの商店街が消え去りそこには大きな木が立ち並んでいる
「私…眠ってた?それともこれが夢?」
まだ頭がボーとする中 麻里は立ち上がった
鳥の囀ずり、冷たい風、土の香り
身体にリアルに感じる。
「んーーー」
腕を真っ直ぐ上にあげ体を伸ばす
―あれ?そう言えば私…商店街で男の子にナンパされて―
『クスクス…じゃあ面白い所連れてって貰っちゃおーかな!』
そう少年に返事をした事は覚えている、でもそこからの記憶が無い
辺りを見渡し 少年を探す
どちらを向いても木々しか目に入らない
溜め息をつきながら座り込む
商店街での出来事を一生懸命思い出そうとするがやはり記憶がない。
ぐうおおおおおおおお!
森の奥から聞いたこともない
野獣のようなうなり声が聞こえた
麻里は立ち上がり冷や汗を流していた。
―なに今の声…怖い 早く目を覚ましてよ!私!―
震える身体に力を入れて目を閉じ頭の中で何度も『起きろ!』『起きろ!』と呪文のように唱えたが、夢から覚めることは無かった
頬をつねったり、意味も無くその場でジャンプしてみたり、何をしてもまだ麻里は森の中だった。
いつの間にか眠っていた麻里
目を覚ますと先程まで有ったはずの商店街が消え去りそこには大きな木が立ち並んでいる
「私…眠ってた?それともこれが夢?」
まだ頭がボーとする中 麻里は立ち上がった
鳥の囀ずり、冷たい風、土の香り
身体にリアルに感じる。
「んーーー」
腕を真っ直ぐ上にあげ体を伸ばす
―あれ?そう言えば私…商店街で男の子にナンパされて―
『クスクス…じゃあ面白い所連れてって貰っちゃおーかな!』
そう少年に返事をした事は覚えている、でもそこからの記憶が無い
辺りを見渡し 少年を探す
どちらを向いても木々しか目に入らない
溜め息をつきながら座り込む
商店街での出来事を一生懸命思い出そうとするがやはり記憶がない。
ぐうおおおおおおおお!
森の奥から聞いたこともない
野獣のようなうなり声が聞こえた
麻里は立ち上がり冷や汗を流していた。
―なに今の声…怖い 早く目を覚ましてよ!私!―
震える身体に力を入れて目を閉じ頭の中で何度も『起きろ!』『起きろ!』と呪文のように唱えたが、夢から覚めることは無かった
頬をつねったり、意味も無くその場でジャンプしてみたり、何をしてもまだ麻里は森の中だった。