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NEXT 【完結】
第13章 おでんデート

心臓がもたない...。
閉まったドアに、オデコをこつんとぶつける。
ひんやりとしたドアが、稜の火照った顔の熱を冷ましてくれるようで気持ちがいい。
ゆっくり鍵をかけ、安全バーもかける。
701号室のほうで、ドアを開け閉めする音が聞こえる。
明日も仕事だ。冗談抜きで、早く寝なくては。
稜は、準備をして風呂に入る。
お風呂につかりながら、ついさっきまでに起こった出来事が、ランダムに頭を駆け巡る。
言われた言葉。さりげなく好きだと言われた。
彼氏やコンパの人に嫉妬してるとも。
本気の本気なんだ。
なぜ私なのか聞いてみたものの、まだどこか理解出来ない。
サキさんとは別れたってゆってた。
でも、ついこの前まで、あんなに毎日何時間も激しくセックスしてたのに。
性格が合わなかった?って、そんなあっさり?
私ともし付き合っても、合わなかった、でスグ捨てられるのだろうか。
風呂から出て、髪を乾かしながらも、考えがまとまらない。
寝よう。
リョウは、1ヶ月待つと言った。
1ヶ月待てば、私も考えがまとまり、どうすべきかわかるだろう。
髪が生乾きな気がしたが、枕にタオルをしいてそのまま布団に入る。
すぐ眠れる気もしないが、とりあえず布団に入りたかった。
“パポッ”
LINEの音がする。
稜は手を伸ばして、テーブルの上のスマホを取った。
リョウだ。
“もう寝た?”(柱から覗くスタンプ)
“今寝るところ”
“早く寝なきゃ、2時が来るよ”(某アニメの真顔スタンプ)
“だから寝るってば”
“おやすみ”(投げキッスの動くスタンプ)
若い...。
こういう時、年の差を実感してしまう。
きっとこの後も返事を返せば、また返事がある。
心苦しいが、このまま終わろう。
LINEを閉じようとして、他にもいくつかLINEが入っていたことに気付く。
会社の子達は、今日早く帰った稜を責める内容だ。
マサトシからも入っている。
体調を伺う内容と“ご飯行きませんか?”というお誘いだ。
...断らなきゃ。
なんて断る?
とりあえず、返事は明日だ。
稜は、頭から布団をかぶった。
閉まったドアに、オデコをこつんとぶつける。
ひんやりとしたドアが、稜の火照った顔の熱を冷ましてくれるようで気持ちがいい。
ゆっくり鍵をかけ、安全バーもかける。
701号室のほうで、ドアを開け閉めする音が聞こえる。
明日も仕事だ。冗談抜きで、早く寝なくては。
稜は、準備をして風呂に入る。
お風呂につかりながら、ついさっきまでに起こった出来事が、ランダムに頭を駆け巡る。
言われた言葉。さりげなく好きだと言われた。
彼氏やコンパの人に嫉妬してるとも。
本気の本気なんだ。
なぜ私なのか聞いてみたものの、まだどこか理解出来ない。
サキさんとは別れたってゆってた。
でも、ついこの前まで、あんなに毎日何時間も激しくセックスしてたのに。
性格が合わなかった?って、そんなあっさり?
私ともし付き合っても、合わなかった、でスグ捨てられるのだろうか。
風呂から出て、髪を乾かしながらも、考えがまとまらない。
寝よう。
リョウは、1ヶ月待つと言った。
1ヶ月待てば、私も考えがまとまり、どうすべきかわかるだろう。
髪が生乾きな気がしたが、枕にタオルをしいてそのまま布団に入る。
すぐ眠れる気もしないが、とりあえず布団に入りたかった。
“パポッ”
LINEの音がする。
稜は手を伸ばして、テーブルの上のスマホを取った。
リョウだ。
“もう寝た?”(柱から覗くスタンプ)
“今寝るところ”
“早く寝なきゃ、2時が来るよ”(某アニメの真顔スタンプ)
“だから寝るってば”
“おやすみ”(投げキッスの動くスタンプ)
若い...。
こういう時、年の差を実感してしまう。
きっとこの後も返事を返せば、また返事がある。
心苦しいが、このまま終わろう。
LINEを閉じようとして、他にもいくつかLINEが入っていたことに気付く。
会社の子達は、今日早く帰った稜を責める内容だ。
マサトシからも入っている。
体調を伺う内容と“ご飯行きませんか?”というお誘いだ。
...断らなきゃ。
なんて断る?
とりあえず、返事は明日だ。
稜は、頭から布団をかぶった。

