この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
NEXT 【完結】
第14章 料理教室

「ごめん!...許して」
強く抱きしめられ、苦しい。
「ごめん。からかうつもりはなかったんだ。その...あまりにあの時高崎さんが可愛くて...、ああしないと俺の理性がブッ飛びそうだったから」
抱きしめられている稜より苦しそうな、ささやく声だ。
「ごめん」
「...」
「もうしないから。もう触れたりしない」
「今、触ってるよ」
「...許してくれる?そしたら放す。もう触らないよ」
目の前にあるリョウの腕が小さく震えている。
その手にそっと触れる。
信じられるだろうか。この手を。
「...じゃ、キスして。キスしてくれたら許す」
リョウがびっくりして手をゆるめ、二人の体が少し離れる。
長い沈黙があって、次に発したのはリョウだ。
「...それって、エレベーターの時の...?」
「そう。わかった?」
稜が振り返り、2人見つめあって笑う。
お互いの体を抱きしめる。
ちゅっ。
ちゅっ。
また目が合って笑う。
リョウの手が、稜の顔をそっと撫で、親指が唇をなぞる。
ちゅっ。
ちゅちゅちゅちゅー!!
リョウの両手で稜の頭を包み込みみ、顔中にキスの嵐を降らす。
また2人で笑って、そこから深く口づける。
唇が重なり、強く押し付け合う。
「んっ」
リョウの舌がやさしく稜の舌を探す。
エレベーターの時より、ずっと優しく舌が絡まる。
許しを請うキス...。
ゆっくりだった吐息がだんだん荒くなり、舌が情熱的になる。
何かに急激に気付いて、リョウが無理矢理体を離す。
「はあっ...これ以上は本当にヤバイから」
「ん...」
「...許してくれる...の?」
優しくそれでいて情熱を感じるキス。
このキスは嘘じゃないだろう。
「...考えとく」
「えっ」
この答えは予想外だったらしい。
「...答えは1ヶ月後なんでしょ」
2人は、オデコを寄せあって笑う。
手をつないでマンションに帰った。
また部屋の前で別れ難かったが、今日はお互いすんなり手を離した。
「おやすみ」
「おやすみ」
強く抱きしめられ、苦しい。
「ごめん。からかうつもりはなかったんだ。その...あまりにあの時高崎さんが可愛くて...、ああしないと俺の理性がブッ飛びそうだったから」
抱きしめられている稜より苦しそうな、ささやく声だ。
「ごめん」
「...」
「もうしないから。もう触れたりしない」
「今、触ってるよ」
「...許してくれる?そしたら放す。もう触らないよ」
目の前にあるリョウの腕が小さく震えている。
その手にそっと触れる。
信じられるだろうか。この手を。
「...じゃ、キスして。キスしてくれたら許す」
リョウがびっくりして手をゆるめ、二人の体が少し離れる。
長い沈黙があって、次に発したのはリョウだ。
「...それって、エレベーターの時の...?」
「そう。わかった?」
稜が振り返り、2人見つめあって笑う。
お互いの体を抱きしめる。
ちゅっ。
ちゅっ。
また目が合って笑う。
リョウの手が、稜の顔をそっと撫で、親指が唇をなぞる。
ちゅっ。
ちゅちゅちゅちゅー!!
リョウの両手で稜の頭を包み込みみ、顔中にキスの嵐を降らす。
また2人で笑って、そこから深く口づける。
唇が重なり、強く押し付け合う。
「んっ」
リョウの舌がやさしく稜の舌を探す。
エレベーターの時より、ずっと優しく舌が絡まる。
許しを請うキス...。
ゆっくりだった吐息がだんだん荒くなり、舌が情熱的になる。
何かに急激に気付いて、リョウが無理矢理体を離す。
「はあっ...これ以上は本当にヤバイから」
「ん...」
「...許してくれる...の?」
優しくそれでいて情熱を感じるキス。
このキスは嘘じゃないだろう。
「...考えとく」
「えっ」
この答えは予想外だったらしい。
「...答えは1ヶ月後なんでしょ」
2人は、オデコを寄せあって笑う。
手をつないでマンションに帰った。
また部屋の前で別れ難かったが、今日はお互いすんなり手を離した。
「おやすみ」
「おやすみ」

