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NEXT 【完結】
第17章 名
「んぁっんっんっひゃんっうっんっんっっ!!!!」

稜が言葉にならない喘ぎ声で悶えまくる。

リョウタが体がうねる稜を抑えて打ち据える。

激しく交わる音が部屋に響く。


「くっ...」

「ひゃぁっんっ!あっ!!も、ダメっ!イっちゃうっ!」

稜の体が快感で激しく波打つ。
リョウタの手から逃れようとしているようで、リョウタは必死に捕まえる。

「...俺も、俺ももうイクっ」

「んんんーーーっ!!!!」

全身を痙攣させ稜が先にイってしまう。

稜のナカが、リョウタを誘うように激しく痙攣して誘う。

「うっ...はっ!」

稜の中に深く体を何度か押し付ける。

「...うぅんっ...リョウタっ?」

「あああっ!!」

リョウタは稜のナカで果てた。

リョウタから放たれたものが、ゴム越しに稜のなかに温かさを広げる。

「んっ...」

荒い息のリョウタが、ぐったりしていた体を起こし、素早く体を引いて始末をする。


稜は、あまりの激しさで、頭がクラクラして働かない。酸素が足りてなんだと思った。体中で呼吸を繰り返す。

始末をするリョウタの背中を呆然と眺めるしかなかった。


「...タオル、ある?」

そう聞かれて、なんとかある場所を指さす。

「ごめん借りるね」

気持ちが悪いとか、体がしんどいとかではなく、急激に眠かった。
そのあたりで意識が少し飛んだ。


気付くと、リョウタが体を温かいタオルで拭いていてくれていた。

「んっ...」

「...大丈夫?」

「...うん。なんとか」


体を起こそうとするも、力が入らない。

「いいよ。寝てて」

「...うん」

素直に従う。

「明日、何時に起こす?」

「...ん?」

「朝シャワー浴びるでしょ」

「ん。...6時かな」

「わかった。もう寝ていいよ。おやすみ」


リョウタがまどろむ稜のオデコにそっとキスを落とす。


「...側にいてね」

近くにあったリョウタの腕をつかむ。

「いるよ」


そこで意識が完全に飛び、深い眠りについた。
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