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第17章 名
深い眠りから冷めると、頭がすっきりとしていた。

いつの間にか、部屋着のワンピースを着ている。
下着は付けていないようだ。

シーツの上にはバスタオルが敷かれていて、その上に寝ていることに気付く。


ラグの上にリョウ、いやリョウタが座っているのが見える。

ベッドにもたれるようにして、何かを読んでいるようだ。


いつの間にかメガネになっているし、着替えも済んでいるようでスエットにあのパーカーを着ている。

「あ、起きた?」

「ん...今何時?」

少しだけ部屋が白んでいるようだ。

「5時すぎ、かな。まだ寝てていいよ」

「リョウは....リョウタは寝ないの?」


リョウタがふっと笑った。

いつもの笑顔なのだが、なぜか今日はより一層セクシーに映る。


「寝れない、かなーっと思って、本読んでた」

「なんで?...あ、ゴメン。ベッド独占してた?」

稜は少し体をズラしてスペースを作る。

「違うよ。稜がかわいすぎて、犯しそうだったから」

そう言いながらベッドに上がって、キスをする。

「んっ!」

「...せっかくガマンしてたのに」

そう言って、頬を下から片手で掴んで稜の口を尖らす。

「ほんなほほいはっへ!」

ぷっと笑って手を放しベッドに腰掛ける。

「自分の部屋に帰ろうかとも思ったんだけど、ココの鍵がないし。それに稜に“帰らないでっ!”って涙目で懇願されちゃったからさ~」

「...うそ」

「本当だって」

あの後の、記憶があまりない。

昨日の情事を思い出して急激に恥ずかしくなる。


何度イったかわからないほどイかされて、最後記憶がなくなったなんて。恥ずかしすぎる。


俯いた稜に気付いたリョウタが、稜の顔のスグ下に顔を入れる。

「!!!」


「そんな顔してるとチューしちゃうよ?」

そう言い終わらないぐらいにはもう口づけていた。

何度か唇を吸われたあと、ぬるっと舌が入ってくる。

いつの間にか向かい合って、お互いキスを貪っていた。


「...昨日の事、思い出してたの?」

舌が離れた直後、そう聞いてくる。

昨日と言ってもつい3時間ほど前のことだ。

稜はカラダのナカにまだリョウタの存在を感じている。


「...うん」

その返事が聞こえたか聞こえないかぐらいでまた舌が入ってくる。
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