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第3章 遭遇2
「...おはようございます。」

稜の姿を上から下まで見たあと。稜の横を通り過ぎながら、ぼそっと声を潜めて

「ウキウキ朝帰りっすか?」

「!!!違っ!!」

慌てて真っ赤になって否定する稜に、にやりと笑いを返すリョウ。

「あはは。ごめんなさい。セクハラですよね。
昨日お店で見たのと同じ服だったから、つい」

リョウも、郵便受けの中を確認している。
お目当てのモノが来ていなかったのか、そのまま閉じる。

「...ああ。」

「めっちゃ嬉しそうにしてたしー」

「それはっ!!...待ってたCDが来て、それで...」

手に持っていた袋を出そうとして、ふと止まる。

なんでこんなよく知らない、
しかも随分と年の離れた学生の隣人相手に、
朝帰りでないことを必死に釈明してるんだ。

そう思うと、顔が赤くなっていくのを感じた。

「ぷっ...」

微かではあったが笑われた気がして、稜は顔をあげた。

「ごめんなさい。稜さんて、かわいいですね」

「!!!」

朝からクサいセリフをささやかれて、稜はまた顔をそむける。

「さっきから顔がころころ変わって」

益々顔が赤くなるのを感じる稜。
そこへふと左頬に暖かい気配を感じた。

そっと顔をあげさせられる。

左頬にあるのはリョウの右手だ。
まるでキスでもするかのように、顔を上げさせられたのだ。
スマートな動きと予想外の出来事に、稜はなすがまま顔をあげていた。

「ん。やっと目が合った」

「!!!!」


至近距離ににっこり微笑むリョウの顔があった。
身長差があまりないので、お互いの顔が20センチ程だ。
息がかかりそうな距離。
その距離で、目線がバッチリ合う。

稜はあまりのことに数秒固まっていたが、
ふと我に返り、慌てて後ろに飛び退る。

「...あれ。やっと目が合ったのにー」

逃げるように半ば振り払った形になったが、リョウは苦笑いしつつも大して気にしていないようだ。

リョウが何か言いかけた時、玄関の向こうでクラクションがする。

「やば。怒られる」

どうやらリョウの迎えが待ち切れず、クラクションを鳴らしたようだ。

「じゃ、またね。稜さん。...今度会ったときは、目を見て挨拶して欲しいな」

にこやかに手を振って走って去っていった。
つられて稜も少し手を振る。
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