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第3章 遭遇2
稜は、部屋の中央にへたりこんでいた。

あれから、どうやって部屋まで戻ったか覚えがない。

今時の学生ってあんなカンジなんだろうか。
こんなに動揺している自分がおかしいのだろうか。

リョウの言動に躊躇いや、恥じらいがなく、
しかも慣れていて。。。

“パポッ”

LINEの音が部屋に響いて、稜はびくっとする。

カバンから取り出すと、千夏からであった。

“おはよー!
昨日は急いでてごめんね”

“実は、親戚の子がK大学にいるって言ってたじゃん。
それが、私カンチガイしてて、去年卒業してたみたいー。”

“でも安心して、後輩の子に聞いてみてくれるってゆってるから”

昨日のことを千夏は早速聞いてみたみたいだ。
あんなに忙しいと言っていたのに、よっぽど気になったのだろう。

“そんな後輩の子にまで聞かなくても”

“私が気になるし!”

“昨日の晩はどうだったの?また激しかった??”

“昨日は実家に帰ったからわからないんだ”

先程、集合郵便受けのとこでセクハラまがいの出来事があったことを相談すべきか考えてると、千夏からまたLINEが入る。

“そっか!その手があったね!ゆっくり眠れた?”

“まあね”

千夏から、何のキャラかわからないが、キモいオヤジが『よかったな!』と上から目線で言っているスタンプが送られてくる。
千夏のスタンプチョイスにはいつも笑わされる。

“今日はこれから何するの?”

“電気屋さんめぐりー!稜は?”

“模様替えの続きをする!”

“そっか!ファイト〜!!”
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