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NEXT 【完結】
第34章 羚汰side★

はじめドライヤーの音で気付かなかったが、もしゃもしゃの髪の中で稜がむふふと笑っている。
「...何?何、笑ってんの」
稜が笑っていると、俺もつられて笑ってしまう。
広がった髪を後頭部に流して、稜の顔を覗く。
「んー。彼氏に髪乾かしてもらうのって、なんかくすぐったいなーと思って」
...もう限界。上目使いで微笑まれたらマジでヤバイ。
髪がぼさぼさでも、男物のパーカーとズボン履いてても、めっちゃ色っぽい。
まだ半乾きぐらいだったが、ドライヤーを止めてコンセントを抜き、コードを巻きつかせる。
「羚汰?まだ髪乾いてナイんだけ...どっ...んんっ」
稜がベッドに腰掛けたその位置のまま、唇を奪い押し倒す。
口から洩れる吐息が甘ったるく響いて、益々羚汰の余裕を奪ってゆく。
稜の腕が、羚汰の首筋にまとわりつくようにして伸びてくる。
「んっ...んっ....はぁ、んっ」
必死に羚汰の舌使いに合わせて、舌を絡ませてくる。
吐息と水音が交った厭らしい音だけが寝室に響く。
舌を絡ませたまま稜の腰に腕を回して持ち上げ、ベッドの上に引き上げてゆく。
ギシギシとベッドが音を立てて上に引き上げると、首に回してきている腕を掴んでシーツの上に押し当てる。
合わせるように舌と唇をそっと離すと、急いでスウェットの上着を脱いだ。
稜の手が、脱ぐ動作に合わせるように胸のあたりを撫でる。
彼女の柔らかな手が肌を伝う感触が、堪らない。
慌てて、その手を掴んでもう一度シーツの上に押しやる。
「じっとしてて?」
そう言って、首筋からキスを落として、ゆっくりその先のファスナーと一緒に下までおろしてゆく。
ただそれだけの動作に、彼女の背中が軽く弓なりになり、甘い吐息が頭上で繰り返される。
「はぁっ...ん...」
ファスナーを外し終わると、ゆっくりと腰から手を入れて軽く反っている背中まで手を進め、稜の体を少しだけ起こしてから、パーカーをゆっくり脱がせてゆく。
わざとゆっくり、ゆっくり進む。
露わになった胸にわざと触らず、見向きもしない。
片腕を抜き取るために半身を起こし、抜き取ったあと、背中に大きく舌を這わす。
「...んはぁあっ」
ゆっくり体を戻し、もう片方からパーカーを抜き取る。
「...何?何、笑ってんの」
稜が笑っていると、俺もつられて笑ってしまう。
広がった髪を後頭部に流して、稜の顔を覗く。
「んー。彼氏に髪乾かしてもらうのって、なんかくすぐったいなーと思って」
...もう限界。上目使いで微笑まれたらマジでヤバイ。
髪がぼさぼさでも、男物のパーカーとズボン履いてても、めっちゃ色っぽい。
まだ半乾きぐらいだったが、ドライヤーを止めてコンセントを抜き、コードを巻きつかせる。
「羚汰?まだ髪乾いてナイんだけ...どっ...んんっ」
稜がベッドに腰掛けたその位置のまま、唇を奪い押し倒す。
口から洩れる吐息が甘ったるく響いて、益々羚汰の余裕を奪ってゆく。
稜の腕が、羚汰の首筋にまとわりつくようにして伸びてくる。
「んっ...んっ....はぁ、んっ」
必死に羚汰の舌使いに合わせて、舌を絡ませてくる。
吐息と水音が交った厭らしい音だけが寝室に響く。
舌を絡ませたまま稜の腰に腕を回して持ち上げ、ベッドの上に引き上げてゆく。
ギシギシとベッドが音を立てて上に引き上げると、首に回してきている腕を掴んでシーツの上に押し当てる。
合わせるように舌と唇をそっと離すと、急いでスウェットの上着を脱いだ。
稜の手が、脱ぐ動作に合わせるように胸のあたりを撫でる。
彼女の柔らかな手が肌を伝う感触が、堪らない。
慌てて、その手を掴んでもう一度シーツの上に押しやる。
「じっとしてて?」
そう言って、首筋からキスを落として、ゆっくりその先のファスナーと一緒に下までおろしてゆく。
ただそれだけの動作に、彼女の背中が軽く弓なりになり、甘い吐息が頭上で繰り返される。
「はぁっ...ん...」
ファスナーを外し終わると、ゆっくりと腰から手を入れて軽く反っている背中まで手を進め、稜の体を少しだけ起こしてから、パーカーをゆっくり脱がせてゆく。
わざとゆっくり、ゆっくり進む。
露わになった胸にわざと触らず、見向きもしない。
片腕を抜き取るために半身を起こし、抜き取ったあと、背中に大きく舌を這わす。
「...んはぁあっ」
ゆっくり体を戻し、もう片方からパーカーを抜き取る。

