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第2章 遭遇

スープやパンが運ばれてきても、
３人の会話は止まりそうもない。

「社会人になってから、何人か一人暮らしの人とつきあったけどー、気にしたことなかったなー」

「千夏はラブホ好きだもんね」

「だって彼氏の家とか何かとめんどいじゃん！
料理作れとか言われるし。
朝ごはんとか作れとかさー、私は食べないのになんで作らされるんだってーの！！」

「そんな料理嫌い千夏が結婚するなんてね。。。貴之くんが心配だよ」

「貴之はいーの。貴之が好きで作ってくれるんだもん。｣

千夏の婚約者である貴之は、料理が好きらしく、
腕もなかなかのものらしい。
それが『長男で親の稼業をゆくゆく継ぐ＆実家に二世帯』
という今の時代のキラワレ要素満点の貴之と結婚をする決め手になったとか。


「有希子こそどーしてたのよ。
高校生の時から、尚くんとヤリまくりでしょ。
やっぱり親に隠れてこっそりヤってた？？」

コソコソしてたのは自分ばかりではナイことを確認したかったのか千夏が有希子に聞いている。

有希子は高校の時の彼氏だった尚と、
卒業と同時に今で言う授かり婚をした。
そのあともどんどん生まれ、今では３人のママである。
長男は今度中学生になるらしい。

「尚のとこが共働きだっからねー、
尚の家で声なんて出しまくりよ〜。
懐かしいな〜。
体位はもちろん、色んな場所でもヤリまくり？
居間とかお風呂場とか、階段とか！！
あとは、玄関？
前の道を歩いて行く人にバレないか、とか。
お義母さんが今にも帰ってくるかも、ってゆう危機感がめっちゃ興奮したー」