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チョーカーの女の子たち
第1章 待ち合わせ

新幹線で挨拶したとき、小さな声で「……あやの。」ってだけ言って、こくん、て頷くだけだったからちょっとえって思ったけど、不思議と、嫌な感じはしなかったな。
あやのちゃん、ジャージのおじさんにぺこりと頭を下げるだけして、クルマに乗って。んー、でも、あのひとたちは前から知り合いだったのかもしれない。初めては、わたしだけだったんだよね。
「これくらいのほうが過ごしやすいですよ、東京はもう暑いくらいなんで。」
わたしのご主人様。ご主人様は、ほかの男の人たちからはリュージ先生って呼ばれてる。ふだんはあまり喋らないんだけど、わたし、ご主人様の声が好き。
「リュージ先生、お久しぶりです。ほお、この子でしゅねー」
ジャージおじさん、そう言ってからしゃがんで、性欲の強い男のひとがよくする、ぎらぎらした眼で、わたしのこと見てきた。
あやのちゃん、ジャージのおじさんにぺこりと頭を下げるだけして、クルマに乗って。んー、でも、あのひとたちは前から知り合いだったのかもしれない。初めては、わたしだけだったんだよね。
「これくらいのほうが過ごしやすいですよ、東京はもう暑いくらいなんで。」
わたしのご主人様。ご主人様は、ほかの男の人たちからはリュージ先生って呼ばれてる。ふだんはあまり喋らないんだけど、わたし、ご主人様の声が好き。
「リュージ先生、お久しぶりです。ほお、この子でしゅねー」
ジャージおじさん、そう言ってからしゃがんで、性欲の強い男のひとがよくする、ぎらぎらした眼で、わたしのこと見てきた。

