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少年悪魔
第2章 誕生日の夜



昼休みに弁当とカップケーキを平らげた繭は、腹ごなしに校舎内を一人で歩いていた。
雛乃を誘ってみたが、五時間目の英語が当たるから教室に残ると言われてしまった。今頃は昨日出されていた課題を必死になって解いているはずだ。
若干の退屈さを感じながら、特にあてもなく繭は廊下をぶらぶらと散歩していた。
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