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私と絵のぐと
第7章 距離と体温
「俺には、印象的だったんだよ…。」
いつも強気で口が悪い彼だが、今はなんだか違う。
「…すごく綺麗だよ。この絵。」
「そーか?………俺には…。」
何か言ったが、聞き取れなかった。
「これから…仕事するの?」
「しねー。寝る。優瑠も寝るだろ?」
「うん。どこで寝たらいいですか…?」
ーグイっ!ー
腕を掴まれて、連れて行かれる。
「俺の部屋。」
「え…?」
「一緒に寝ないから。……ここ使っていいから。」
「瑠晴はどこで寝るの?」
「んー。ソファーかな。」
「…風邪引いちゃうよ…。一緒に…寝よ…。」
「は…?」
私は、言ってからハッとした。
「今…私…。」
「もう、言ったことは戻せないんだからな。…んじゃ寝るか。」
一つのベッドに二人の体。
背中越しに伝わる体温。
私は、ずっとドキドキしっぱなしだった。
「……もう寝たか?」
「起きてました…。」
「モデル引き受けてくれてありがとな。」
「こんな私を救ってくれてありがとう…。」
シーツが擦れる音。
私の体に回される彼の腕。
耳元に感じる呼吸。
感じる体温。
「優瑠………ふわふわしてて気持ちいいな…。」
いつも強気で口が悪い彼だが、今はなんだか違う。
「…すごく綺麗だよ。この絵。」
「そーか?………俺には…。」
何か言ったが、聞き取れなかった。
「これから…仕事するの?」
「しねー。寝る。優瑠も寝るだろ?」
「うん。どこで寝たらいいですか…?」
ーグイっ!ー
腕を掴まれて、連れて行かれる。
「俺の部屋。」
「え…?」
「一緒に寝ないから。……ここ使っていいから。」
「瑠晴はどこで寝るの?」
「んー。ソファーかな。」
「…風邪引いちゃうよ…。一緒に…寝よ…。」
「は…?」
私は、言ってからハッとした。
「今…私…。」
「もう、言ったことは戻せないんだからな。…んじゃ寝るか。」
一つのベッドに二人の体。
背中越しに伝わる体温。
私は、ずっとドキドキしっぱなしだった。
「……もう寝たか?」
「起きてました…。」
「モデル引き受けてくれてありがとな。」
「こんな私を救ってくれてありがとう…。」
シーツが擦れる音。
私の体に回される彼の腕。
耳元に感じる呼吸。
感じる体温。
「優瑠………ふわふわしてて気持ちいいな…。」