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私と絵のぐと
第12章 幸福と恐怖
「優瑠。ちょっと…。」

肩を叩いたのは、瑠晴だった。

「お!これは!本物じゃないですか!…って優瑠知り合いなのか?」

ガツガツと私に質問してくる悛先輩。

「えっと…。」

状況を上手く説明できない私より先に瑠晴が口を開く。

「ええ。初めまして。今回は来ていただきありがとうございます。彼女とは特別な関係ですので。少し失礼します。」

丁寧に挨拶し、私の腕を引き去っていく瑠晴。
悛先輩は、一人取り残される。

「特別な関係って…なんだよ…。」

瑠晴は、関係者入り口から中へ入り人気の少ない所へ連れて行かれる。

「瑠晴っ?!」

「誰だ?知り合いなのか?」

歩く足を止める。

「大学時代の先輩だよ。」

「ふーん。ずいぶんと親しげだったな?今回は、プライベートで観に来てる…と?」

「あれは…なんて言っていいかわからなくて…。プライベートって言った方が瑠晴にも迷惑かからないかなって…。」

掴まれた腕に力がこもる。

「迷惑?…ったく…そんなもん考えんな。
 あの男、お前を誘ってただろ?」

「夕食に…だけ。」

「少し目を離した隙に…。今回の発表は優瑠にも出てもらいたい。もちろん顔は出さない。優瑠の生活に支障が出ないようにする。シルエットだけ協力してくんないか?」

「え…。けど…。」

驚きすぎて、言葉が続かない。
瑠晴に協力出きるのは嬉しい。けど…絵の顔を観たら誰ってわかるんじゃ…。
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