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私と絵のぐと
第12章 幸福と恐怖
「私…。」

「どうした?嫌か?」

「怖いの。順調に事が進んで…。私が出たら…。」

「優瑠は俺が守るって言ったよな?」

「……うん。」

「それじゃあ決まり。ちょっと着替えてきてくれるか?
 案内する。」

私の気分は乗らないまま案内された先には、綺麗なドレスがあった。


「瑠晴…。このドレスは…?」

「優瑠が着るんだろ?」

こんなに綺麗なドレスを着ていいのだろうか…。

「私…ドレスに負けちゃうよ…。」

「そんなことねーよ。俺が選んだんだ。大丈夫だ。
 さ…おいで?脱がしてやる。」

ードクンっ!ー

そんな色っぽい目で私を見つめないで…。
体の奥が熱くなった。

「着れるから…大丈…。…っ!!」

首筋を触られ、耳にキスをされる。

ーちゅっー

「早く着替えないと…ここでやらしい姿にさせるぞ?」

「ん…っ……ダメ…。」

「本当は…して欲しいんじゃないの?」

「違う…着替えられないから……っん!」

太ももを下からなぞるように弄られる。
自然に声が出てしまう。

「めちゃくちゃ色っぽいな…。すげー興奮する。
 本当にここで襲いたいくらい…。家まで我慢だな?」

パッと手を離され、私はボーッとしたままだった。

「/////…瑠晴……キスして…。」


ーちゅっー

「自分からおねだりか?…可愛い奴。」
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