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私と絵のぐと
第13章 過去と現在
「瑠晴と一緒に居られる…すごく…幸せで。」

「っ……////」

あれ?
どうしたんだろ。顔背けちゃった…。

「…りゅ、瑠晴?」

「…朝から襲われてーのか?」

ーギュッー

後ろから瑠晴を抱きしめた。

「優璃…お前大胆になったな。嫌いじゃない。そんな優璃もな。」

ードサッー

「こんな真っ昼間から、いやらしいことする?クスっ」

「し、しませんっ!!/////」

優璃の手首を掴み、耳元で囁く。

「ぞくぞくするだろ…?優璃は、耳弱いもんな?」

そんなかすれた声で言わないで。
体の奥がジンジンする…。

「瑠晴…っ。」

「ん?」

「好きだよ。」

「俺も好きだ。」

瑠晴のこんな表情は、私しか見られないよね?
優しい真っ黒な瞳。
セクシーなうすい唇。
低い声。
今こうして、目の前にいる瑠晴をずっと離したくない。

こんなに、人を好きになって心がギュッと締め付けられる思いをしたのは、瑠晴が初めてだよ。

こんな、日々が続けばいいのに。
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