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私と絵のぐと
第13章 過去と現在
お久しぶりです。
瑠晴の活躍、私のいる場所でもしっかり見てます。
素晴らしい絵を発表したようね。
私も、すごく嬉しい。
今度日本に帰った時は、色んな話がしたい。
お互いに年をとったものね。
あなたの個展観に行くから、その時は案内よろしくね。
「…………あいつ…なんで今更。」
パソコンのメールを閉じた。
期待してる?
あいつに認められたって思ってるのか?
「…ふっ…あほくさ…。」
朝方に見た夢のせいで、あいつを思い出したみたいだ。
「みつき…。」
フられたことを鮮明に思い出せる。
まだ、ガキだったあの頃。
あいつの影を探して、模索してた頃。
酷い生活だった。
酷すぎて、優璃には話す気にもなれない。
けど、優璃には俺の全て受け入れてもらえるかな。
本気で好きになった人が離れていくのが怖いのか?
「優璃…?」
「はい!」
ちゃんと居る。
「何してんの?」
「私の家から持ってくるものリスト作ってるの。」
可愛いこと言って。
「んじゃあ、いつからここにこれる?
今日からでも構わないけど?」
「え…!けど…急すぎるから…。週末だけ…とか?」
「いいよ。優璃のペースに合わせる。いつでも来いよ?
これ…鍵。」
ーチャリンー
合い鍵を優璃に渡した。
「あ、ありがとうっ!」
嬉しそうな顔。
可愛いやつ。
瑠晴の活躍、私のいる場所でもしっかり見てます。
素晴らしい絵を発表したようね。
私も、すごく嬉しい。
今度日本に帰った時は、色んな話がしたい。
お互いに年をとったものね。
あなたの個展観に行くから、その時は案内よろしくね。
「…………あいつ…なんで今更。」
パソコンのメールを閉じた。
期待してる?
あいつに認められたって思ってるのか?
「…ふっ…あほくさ…。」
朝方に見た夢のせいで、あいつを思い出したみたいだ。
「みつき…。」
フられたことを鮮明に思い出せる。
まだ、ガキだったあの頃。
あいつの影を探して、模索してた頃。
酷い生活だった。
酷すぎて、優璃には話す気にもなれない。
けど、優璃には俺の全て受け入れてもらえるかな。
本気で好きになった人が離れていくのが怖いのか?
「優璃…?」
「はい!」
ちゃんと居る。
「何してんの?」
「私の家から持ってくるものリスト作ってるの。」
可愛いこと言って。
「んじゃあ、いつからここにこれる?
今日からでも構わないけど?」
「え…!けど…急すぎるから…。週末だけ…とか?」
「いいよ。優璃のペースに合わせる。いつでも来いよ?
これ…鍵。」
ーチャリンー
合い鍵を優璃に渡した。
「あ、ありがとうっ!」
嬉しそうな顔。
可愛いやつ。