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私と絵のぐと
第13章 過去と現在
「今日は、月が見えないんだ。」
この道をまっすぐ行った場所。
あの場所に行けば瑠晴に会えるんじゃないかって、勝手に思いこんでる自分がいる。
そこに瑠晴の姿があるわけない。
「……寒くなったね…。」
少しの間、私は、魔法にかかってたんだ。
瑠晴みたいな人が私を好きになってくれるはずがない。
「瑠晴……。」
もう、決心ついたよ。
別れても、瑠晴以上の人は現れないだろうな。
フラフラと家に帰る。
どの道を通ったかはわからない。
夜は冷えるのに、こんな薄着で家を飛び出してばかみたい。
「優璃っ!!!」
「……………。」
「おいっ!優璃!」
体に感じる暖かさ。
「瑠晴…?」
「今日携帯忘れたんだよ!かけ直しても電話出ねーし!
家にいねーし!しかも、こんな時間に薄着で…。」
あったかい。
瑠晴の匂い。
「もう…終わりなの?」
「はっ?!バカ!この数日どんだけ、優璃のこと考えてたと…っ!!仕事も手につかねーし…こんな…俺…初めてだった…っ!!」
「けど…もう…。」
「別れたいって言われても、俺は断る。」
嫌いになってないの?
「優璃…会いたかった。触れたかった。声…聞きたかった。俺…すげーかっこわりー…。こんな…姿。」
「瑠晴は…かっこいいよ。どんなことしても、嫌いになれないよ。私すごく……」
ーちゅっー
長いキスだった。
「んん…っ…っん!……はぁっ…!」
「優璃…。好きだ。もう、俺の前から居なくなんなよ。
体冷てー…。優璃の家の方が近いだろ?行くぞ。」
この道をまっすぐ行った場所。
あの場所に行けば瑠晴に会えるんじゃないかって、勝手に思いこんでる自分がいる。
そこに瑠晴の姿があるわけない。
「……寒くなったね…。」
少しの間、私は、魔法にかかってたんだ。
瑠晴みたいな人が私を好きになってくれるはずがない。
「瑠晴……。」
もう、決心ついたよ。
別れても、瑠晴以上の人は現れないだろうな。
フラフラと家に帰る。
どの道を通ったかはわからない。
夜は冷えるのに、こんな薄着で家を飛び出してばかみたい。
「優璃っ!!!」
「……………。」
「おいっ!優璃!」
体に感じる暖かさ。
「瑠晴…?」
「今日携帯忘れたんだよ!かけ直しても電話出ねーし!
家にいねーし!しかも、こんな時間に薄着で…。」
あったかい。
瑠晴の匂い。
「もう…終わりなの?」
「はっ?!バカ!この数日どんだけ、優璃のこと考えてたと…っ!!仕事も手につかねーし…こんな…俺…初めてだった…っ!!」
「けど…もう…。」
「別れたいって言われても、俺は断る。」
嫌いになってないの?
「優璃…会いたかった。触れたかった。声…聞きたかった。俺…すげーかっこわりー…。こんな…姿。」
「瑠晴は…かっこいいよ。どんなことしても、嫌いになれないよ。私すごく……」
ーちゅっー
長いキスだった。
「んん…っ…っん!……はぁっ…!」
「優璃…。好きだ。もう、俺の前から居なくなんなよ。
体冷てー…。優璃の家の方が近いだろ?行くぞ。」