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私と絵のぐと
第13章 過去と現在
優璃の家に上がり、お風呂の準備をしてくれる瑠晴。
「ほら、早く風呂入れ。風邪引くぞ!」
「うん…けど…。」
「話は後!ほら!」
こんな瑠晴の必死な顔初めて。
嬉しくて、頬が緩む。
「何笑ってんだよ!ほら行ってこいよ。」
ーちゃぷー
いつもなら、一緒に入るって言ってくるのに、今日は来ないんだ。
これも瑠晴の優しさなのかな。
「瑠晴ーありがとう。入って来ていいよ。」
「んー。さんきゅー。いただきまーす。」
いつもと変わらないやりとり。
この間のことが、嘘みたい。
「なんかさー。一緒に入んない風呂って違うなー。」
「きゃっ!!は、裸っ!」
タオルを巻いて出てくる姿に驚いてしまった。
「んだよ。いつも見てるだろ?今更…。」
「だっ!だって!!!////」
「まずは、誤解を解かないとな?」
全て話してくれた。
あの人は、絵が売れない時期、付き合っていた元カノで、急に海外へ行ってしまったこと。
暗黒の時代があったこと。
見返してやりたくて、絵を頑張ってきたこと。
それが評価されたこと。
日本に帰ってきて、個展を観にきたこと。
食事をしたこと。
私を好きだってこと。
「全く嘘偽りなし。以上。」
「ありがとう…。すっごく複雑。」
「だよな。ごめんな。どんな俺でも優璃なら受け止めてくれんじゃねーかって…思って…重いか?」
重い?むしろ、嬉しいよ。
「ほら、早く風呂入れ。風邪引くぞ!」
「うん…けど…。」
「話は後!ほら!」
こんな瑠晴の必死な顔初めて。
嬉しくて、頬が緩む。
「何笑ってんだよ!ほら行ってこいよ。」
ーちゃぷー
いつもなら、一緒に入るって言ってくるのに、今日は来ないんだ。
これも瑠晴の優しさなのかな。
「瑠晴ーありがとう。入って来ていいよ。」
「んー。さんきゅー。いただきまーす。」
いつもと変わらないやりとり。
この間のことが、嘘みたい。
「なんかさー。一緒に入んない風呂って違うなー。」
「きゃっ!!は、裸っ!」
タオルを巻いて出てくる姿に驚いてしまった。
「んだよ。いつも見てるだろ?今更…。」
「だっ!だって!!!////」
「まずは、誤解を解かないとな?」
全て話してくれた。
あの人は、絵が売れない時期、付き合っていた元カノで、急に海外へ行ってしまったこと。
暗黒の時代があったこと。
見返してやりたくて、絵を頑張ってきたこと。
それが評価されたこと。
日本に帰ってきて、個展を観にきたこと。
食事をしたこと。
私を好きだってこと。
「全く嘘偽りなし。以上。」
「ありがとう…。すっごく複雑。」
「だよな。ごめんな。どんな俺でも優璃なら受け止めてくれんじゃねーかって…思って…重いか?」
重い?むしろ、嬉しいよ。