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練愛
第2章 日曜日
―今頃どこで何してんだろ…―

「おーい!日向?どーしたの?」

有紗が日向の顔を覗きこむ

「あ?ちょっとな…気になる事が…」

「なになに?有紗と居る時に他の女の事?」

プクッと頬を膨らませ『怒ってるんだぞ!』と表現する有紗

腰まで届きそうな黒い艶やかな髪
TVのアイドルなんかに負けないくらいの可愛い顔
真っ白な肌 ふっくらした胸

大抵の男ならそんな女が裸で居たら
他の事なんてどうでも良くなるだろう

「もぅ!日向ってば!」

ドサッ

上の空の日向を有紗がベッドに押し倒し馬乗りになる

「な!お前なあ…危ねぇだろ?」

眉を寄せ不機嫌な日向

「だって…日向が相手してくんないから」

うつ向きながら口を尖らせた

先にシャワーを浴びて来た有紗の身体からは石鹸のいい薫りがする

「…………」

「…………ごめん」

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