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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
『ロックヲカイジョシマス…』
機械の無機質な声と共に
ピィーガチャ…
部屋のドアが開いた。
流石、財団の金持ち共が作っただけあって、ここに辿り着くまでも幾つかのセキュリティを声紋やら指紋で解除してきた。
部屋に入るとゴージャスなラブホみたいに、キングサイズのベットが置いてある。
「私は荷物を取りに一旦タクシーに戻るから、このまま大人しく待ってて…」
ダンディ様は壊れ物みたいに私を優しくベットの上に寝かせた。
「えぇ…でも出来たらシャワーくらい浴びちゃ駄目かしら?」
せめて手首のネクタイを外させたかったけど…
「ははは…そしたら君が自由になってしまう…駄目だよ…」
語尾は凄く低い声になって、手首どころか足首までサイドボードから取り出した紐で結び始めた。
「随分…本格的に縛るのね…」
さり気なく聞いたけど、ちょっと本格的に危険信号が鳴り出す。
縛った私の姿を嬉しそうに眺めながら、ダンディ様は
「身動きが取れないのも興奮するものだよ…」
「…っ」
言葉を失った口に、刻印の様に唇を重ねられ…
「行って来る…直ぐに戻るから…」
胸を隠していたジャケットを剥ぎ取って、ニヒルに笑って部屋を出て行った。
機械の無機質な声と共に
ピィーガチャ…
部屋のドアが開いた。
流石、財団の金持ち共が作っただけあって、ここに辿り着くまでも幾つかのセキュリティを声紋やら指紋で解除してきた。
部屋に入るとゴージャスなラブホみたいに、キングサイズのベットが置いてある。
「私は荷物を取りに一旦タクシーに戻るから、このまま大人しく待ってて…」
ダンディ様は壊れ物みたいに私を優しくベットの上に寝かせた。
「えぇ…でも出来たらシャワーくらい浴びちゃ駄目かしら?」
せめて手首のネクタイを外させたかったけど…
「ははは…そしたら君が自由になってしまう…駄目だよ…」
語尾は凄く低い声になって、手首どころか足首までサイドボードから取り出した紐で結び始めた。
「随分…本格的に縛るのね…」
さり気なく聞いたけど、ちょっと本格的に危険信号が鳴り出す。
縛った私の姿を嬉しそうに眺めながら、ダンディ様は
「身動きが取れないのも興奮するものだよ…」
「…っ」
言葉を失った口に、刻印の様に唇を重ねられ…
「行って来る…直ぐに戻るから…」
胸を隠していたジャケットを剥ぎ取って、ニヒルに笑って部屋を出て行った。