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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
ずっと縛られて身動きが出来なくてしんどい…


目が霞んで、視界が歪む。


疲労感… 
         焦燥感…
                  不安感…

        絶望感…

                              敗北感… 


胸の奥から一気に吹き出して、マーブルに混ざって、真っ黒になりそうだ。 


あぁ…こうやって堕としていくのね…

ヤダなぁ…

コイツに従ったら、毎日こんなプレイさせられる。


ダンディが飽きるまで、虫の息でもなんとか持ち堪えたい。


「はぁ…あ…ん…」


大人しくなってきた私の様子に、ダンディは次の攻撃を仕掛けてきた。


「じゃぁ…少し味わいを変えて…フランベしようか…」


フランベ…?
今度はアルコールでも入れる気かしら?


いちいち突っ込む気力も失せて無反応でも、ダンディはお構い無しだ。


「腰を少し浮かすよ…」


ダンディはベッドの柵を掴み何やら操作すると、足を縛り付けている部分が上に向かって動き出し、私の腰は吊り橋の様に宙吊りになった。


唯一の支えは縛った紐と、穴に打ち込まれたダンディの肉杭だけだった。


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