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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
喉元を仰け反らせ叫び終わると、身体中から力が抜け、操り人形の様に朽ちた。


「あ…ぁ…ぁ…」


虫の息になった私に、ダンディは甘く囁く…


「ラストは…デザートだよ…」


「ん…ぁ…はぁ…」


吊り上げた腰を元に戻されると、ダンディは普通に正常位で覆い被さってきて…


恐ろしいくらい、優しく…甘い…
口付けを落とす。


身体が鉛の様に重たくって、指を動かすどころか息をするのも辛い。


もう…どうでも良くなってきた… 


好きにすれば…いい…。


チュ…クチュクチュ…


挿入された肉ひれで絡め取られた舌は、ジェラートの様に練られていく。


大きな手のひらで包まれた乳房は、ゆっくりと繊細に丸みに沿って撫でられた。


私が屈服したと悟ったか、飴と鞭でラストのデザートは蕩ける様な愛撫で快感を紡ぎ始める…。


甘い狂気の海原に飲み込まれながら、思考が水の泡になって浮かんでいく…。


変態だけどダンディは、 そんなに悪い様に扱ったりしなさそうだし…


生絞りクラムチャウダーばかり飲まされるのは、不快だけど…  


慣れてくれば、美味しく感じる日もくるかもしれないわね…


まぁ…結構好き勝手に生きてきたし…


私の人生も、捨てたもんじゃなかったわよね…。



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