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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
チュプン…


溶かされる様なキスが終わると、赤い膨らみからは、獲物を絡め取った蜘蛛の様に透明な糸を引いていた。


ダンディの唇と舌が、顎から首筋へと這い下りていく。


膨らんで尖った乳頭を指先で愛おしげに捏ねられると、普通に甘い快感が胸先から柔らかく包んでいった。


「んっ…はぁぁぁ…」


クチュン…チュップン…ヌチャ…


股の間の挿入物が滑らかなストロークで漕ぎ出すと、さっきまでの衝撃とは違う波動が漣の如く広がり出す。


今更ながら…
普通の穏やかなセックスをされているのに…
それが妙に心地良く思えた。


なんだ…変態プレイ以外も出来るのね…。


先が見えない恐怖感から解放された神経が、優しい快感に縋り始める。


あぁ…このギャップは…ハマるとヤバイかも…
本当に…ダンディ様の虜にさせらてしまう。


名刺を渡したイケメンたち…


次はご指名をくれそうな面々が、走馬灯の様に頭を駆け巡っていく。


私に連絡取れなくなって…
薔薇色タクシーに乗らなくなったら…


今度は何色のタクシーに乗るのかしら?


黒…?
グリーン?
イエロー?


それとも…


桃色…  


モモイロ……


なぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

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