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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
その瞬間…脳裏に浮かんだのは…
ライバルの桃色タクシードライバー
『庵美百代』の勝ち誇った顔だった。
『おほほほほほぉぉぉぉ〜!日本中のイケメンの黄金バットも金塊も、ぜぇ〜ん部私のモノよ〜!薫子の時代は終わったわぁ〜!あははははははぁぁぁぁぁ!!』
女王様気取りで小指を立てた手を口元に当て、ふんぞり返って見下しながら高笑いをしている。
カッチ〜ン!
頭にキタ!
「ふざ…けるな…」
「ん…?」
ダンディ様は私の独り言に反応しつつ、腰を動かし続ける。
グチュン…グチュン…ヌッチャ…ヌチャヌチャヌチャ〜!
弾ける蜜の音が効果音の様に、私の闘争心が目覚めてきた。
ブツブツ…
目の前に居ない敵に向かって、怒りが込上がってくる。
「私が……苦労…したと…」
私がどれだけ苦労して…
あらゆるイケメンをゲットしてきたと思っての…
「私の方が…乗り物心地…イイに…決まってる…」
「薫子?どうしたの…」
ダンディ様の呼び付けも、耳に入っちゃいない。
私の薔薇タク魂に、エンジンを掛けたのは…
雌の闘争本能だった。
ライバルの桃色タクシードライバー
『庵美百代』の勝ち誇った顔だった。
『おほほほほほぉぉぉぉ〜!日本中のイケメンの黄金バットも金塊も、ぜぇ〜ん部私のモノよ〜!薫子の時代は終わったわぁ〜!あははははははぁぁぁぁぁ!!』
女王様気取りで小指を立てた手を口元に当て、ふんぞり返って見下しながら高笑いをしている。
カッチ〜ン!
頭にキタ!
「ふざ…けるな…」
「ん…?」
ダンディ様は私の独り言に反応しつつ、腰を動かし続ける。
グチュン…グチュン…ヌッチャ…ヌチャヌチャヌチャ〜!
弾ける蜜の音が効果音の様に、私の闘争心が目覚めてきた。
ブツブツ…
目の前に居ない敵に向かって、怒りが込上がってくる。
「私が……苦労…したと…」
私がどれだけ苦労して…
あらゆるイケメンをゲットしてきたと思っての…
「私の方が…乗り物心地…イイに…決まってる…」
「薫子?どうしたの…」
ダンディ様の呼び付けも、耳に入っちゃいない。
私の薔薇タク魂に、エンジンを掛けたのは…
雌の闘争本能だった。