この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
「な…なんなの…」
足を振り回せば、今なら簡単に手は解けるだろうけど…
ダンディ様の執念が、私の身体を萎縮させた。
「薫子…商談…の…途中だ…」
「商談…って…」
ここまできたらもういいだろうに…
なんでそんなに拘るの?
たった一晩のセックスの相手なら、吐いて捨てる程いるでしょう…
「ダンディ様…ごめんなさい…私、案外普通のセックスが好きみたいなの…」
「薫子…絶対…君は普通で満足…出来なくなる…」
かなり復活してきたダンディ様だが、分が悪いのに…
それでも口元にニヒルな笑を浮かべる。
もしかして…
ダンディ様も昔は私と同じだったのかしら?
でもいつの頃から…
ダンディ様のセックス『美学』が狂ってしまったのかもしれない…。
「そうね…そうかもしれないわ…」
「はぁ…はぁ…君もいつか…ココに辿り着く日が来るんだよ…」
足首を握るダンディ様の手に力が入って、引っ張られそうになってきた。
ドックン…ドックン…
電車の踏切の様に…
心臓の鼓動が危険信号を鳴らしてくる。
早く…逃げないと…。
視界の端に入ったのは…
最初に私を狂わそうとした…アレ…。
足を振り回せば、今なら簡単に手は解けるだろうけど…
ダンディ様の執念が、私の身体を萎縮させた。
「薫子…商談…の…途中だ…」
「商談…って…」
ここまできたらもういいだろうに…
なんでそんなに拘るの?
たった一晩のセックスの相手なら、吐いて捨てる程いるでしょう…
「ダンディ様…ごめんなさい…私、案外普通のセックスが好きみたいなの…」
「薫子…絶対…君は普通で満足…出来なくなる…」
かなり復活してきたダンディ様だが、分が悪いのに…
それでも口元にニヒルな笑を浮かべる。
もしかして…
ダンディ様も昔は私と同じだったのかしら?
でもいつの頃から…
ダンディ様のセックス『美学』が狂ってしまったのかもしれない…。
「そうね…そうかもしれないわ…」
「はぁ…はぁ…君もいつか…ココに辿り着く日が来るんだよ…」
足首を握るダンディ様の手に力が入って、引っ張られそうになってきた。
ドックン…ドックン…
電車の踏切の様に…
心臓の鼓動が危険信号を鳴らしてくる。
早く…逃げないと…。
視界の端に入ったのは…
最初に私を狂わそうとした…アレ…。