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第6章 ♡エピローグ♡

法定速度５０キロのオフィス街。


２台のピンク系タクシーのカーレースが始まった。


ギュィィィィィ〜ン！！
ブッホォォォォォン！！


軋むタイヤと、マフラーから出る排気音の凄さに街中の人たちが恐れおののく。


Ｓ級イケメンも何事かと思って、こっちをガン見している。


「うふふふ〜！今行くから待っててね〜！」


絶対桃タクなんかに負けてたまるかぁ〜！


更にアクセルを踏み込む。


肉食系女子のプライドに闘争本能が研ぎ澄まされ、車の間を見事なドライビングテクニックですり抜ける。


キッキィィィィーーーーーー！


スタート位置が前だった薔薇タクが余裕の勝利を果たした。


桃タクはそのまま、通り越して去って行く。


パッパァァァァァ〜！


桃タクの悔し涙と、勝利のファンファーレの様にあちこちからクラクションが高鳴った。