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薔薇色タクシー
第3章 ♡細マッチョ系♡
二人目が出てきた…


けど、今度は背は高いけど細過ぎた。


「う〜ん…中々美味しそうな筋肉は来ないわね…」


無駄肉はなくて…


それでいて、ジューシーな肉付き…。


そして…三人目…


「あら…いい感じじゃ無い!」


正に三度目の正直!


背丈も体格も申し分ない…


さて…どうやってゲットするかだわね。


ターゲットをロックオンして、行動に出ようとした瞬間!!


「まぁ〜くん!待ってぇ〜!」


「え?まぁ〜くん!?」


と、名前を呼びながら店から出てきた女は、私のターゲットの飛び付いて、美味しそうな腕に自分の腕を絡めていた。


「ちっ!こんな所で女とイチャつくなぁ!!」


折角見付けたターゲットが女連れと分かった上、フラストレーションも重なって、思わず…


パァァァァァァ〜!!


クラクションを鳴らしてやった。


まぁ〜くんと女は勿論驚いて、反射的にこっちを見たが…


「ガァァァァァッ!!」


ハンドルをガッチリ握り睨み付けて吼えると、聞こえてないだろうに、ビビってそそくさと去って行った。


「たくっ!久々に薫子の雄叫びをしちゃったわ〜」


さぁ〜!
気を取り直して次の獲物を狙うわよ〜!


両手を上げてファイティングポーズをした…


がっ!


待てど暮らせど、好みの細マッチョは現れなかった。


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