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薔薇色タクシー
第4章 ♡先輩&後輩♡
「先輩!乗るんですか!?」


後輩イケメンは、まだビビっているようだが


「さっきの走りっぷり見ただろ!凄い腕前の人だよ!」


あらぁ〜!
先輩イケメン見る目があるわね〜!
きっと将来有望だわ〜!


先輩イケメンの度胸に後輩君も安心したのか…


「そっか…そうですね!すみません、お願いします!」


意気揚々と先輩君の隣に座った。


こっちは単純で流され易そうね…。


じゃぁ…先輩君をなんとかすれば…
うふふふふぅ〜。


今晩のメインディッシュの調理手順を考えていく。


花の金曜日ですもの…


淫らな華も咲かせなきゃぁね〜。


「はぁ〜い!では出発しま〜す!右よ〜し!左よ〜し!前方よ〜し!下もよ〜し!」


「えっ?下?」


「最近は交通法も厳しくなったのかもな!」


不思議がる後輩君に、真面目に答える先輩君。


まぁ〜そう言う意味じゃないんだけど…


「えぇ…念入りにしてるんですの…今日は特に『金』曜日なんで…」


「なるほど…酒気帯びてる人が多いですしね」


「うふふ…そうですわね…では出発致しまぁ〜す!」


ウインカーを着けて、静かに走り出す。


桃タクにも勝ったし…
今日のいつもより激しいバーニングナイトになりそうだわ…


薔薇色タクシーは、次の作戦に向けて走り出した。


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