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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
「いえ…これは持って乗ります」


「畏まりましたわぁ〜!」


ダンディ様はニッコリ微笑み、後部座席に乗り込んだ。


バッタン!


ドアを閉めて、意気揚々と運転席に乗り込む。


ルームミラーで、ダンディ様を見詰め


「何方まで参りましょうか?」


品のある雰囲気を醸し出しながら、行き先確認。


「築◯方面に取り敢えず走って貰えるかな?」


「築◯ですね〜!畏まりましたぁ〜!」


ギアをドライブに入れて、アクセルを丁寧に踏み込む。


薔薇色タクシーは順調に出発をした。


「築◯と聞くと、お寿司が食べたくなりますわね」


話し掛けて様子を見ながら作戦を立てていく。


「えぇ…幻の魚、鮭児も食べれるお店があるみたいですよ…」


「あら!それは素敵ですわね!お客様良くご存知で〜!」


ダンディ様は、上品に微笑んで


「いえ…自分も取引先の方に教えて貰ったもので…食べに行くにも一人でなんで…寂しいもんですし」


「まぁ!お一人!?勿体無い!!」


こんないい男が一人で高級寿司を食べに行くなんて!


「私で良かったらお供したいくらいですわ〜」


半ば本気で言ってみると…



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