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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
ザザザザ…


「うっ…んん…はぁ…」


海が近いせいか、波音が小さく聞こえてくる。


ダンディ様と幻の魚を堪能した後、人影のない埠頭にタクシーを移動させた。


元々やる気のあったダンディ様は、事至るのは簡単だ。


まさに大人の濃厚なキスで、いつになく私はムラムラとさせられていく。


肉厚な舌で歯茎や粘膜を擽られ、舌を抜き取られそうなくらい激しく絡め取られた。


チュプ…


透明な糸を引きながら、唇が少し離れる。


ダンディ様は耳触りの良い低い声で


「薫子さん…本当にホテルじゃなくて良かったの?今からでも遅くはないよ…」


カーセックスならん『タクシーセックス』でいいと言った私を気遣って、ホテルに行くことを勧めてくれたけど…


「いいの…ここが一番落ち着くし…燃えるんです…」


ダンディ様のネクタイを外しながら、腰を揺らして股間に擦り付ける。


「はは…本当に食べられちゃいそうだね…」


「 うふふ…どちらがお好き?」


ダンディ様の手が重なって、ネクタイが抜き取られ…


「やはり男としては…食べられるより食べる方が好きかな…」


鉤形にした人差し指で顎を軽く持ち上げられて、まさに食む様に再度唇を咥え込まれた。


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