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加虐の皇子と愛玩ドール
第9章 快楽誘引
「ああんっ!!」
「ほづみは私の愛玩ドール。飼われている身で主人に差し出すのが古物なら、それなりの埋め合わせは必要だ」
「っ……」
みおりはほづみの愛液を連れた指先を、ふくよかなハリの渓谷へ滑らす。まろみの肉叢に潜んだ玉門、性器に引き換えほぐれることを知らないほづみの体内への入り口に、とろとろの分泌液を塗りつける。
「ゃっ、そこは……」
みおりはほづみに刹那顕われた恍惚を見逃さなかった。
羞恥、苦痛、自尊心の毀損──…睦ましやかなだけの情事を定石とする人間からしてみれば、ほづみはもはや凌辱ととれないでもない呼び水にこそ酔う。みおりも欲望にかき立てられるまま、この愛玩ドールを仕込んでゆくべきなのだ。
美しいドールは傷つけないで、大切に、大切に、痛めつけてこそ炫耀する。
反面、美しいドールであればこそ、生命まで握っていたいとそそのかされる。
「ほづみの真っ新なとこ、ここしかないだろ。ほら、ご主人様に逢う前から淫乱でごめんなさい……って、贖えよ」
「ひぅっ……。──…」
ほづみが太ももを持ち上げて、自ら腕で開いてみせた。膣分泌液に濡れた玉門が、肉叢から露出した。
「……私は、みおりさんの愛玩ドールです。……淫乱で、……ヴァギナなんて、手首まで入っちゃうくらい緩んでて、ごめんなさい。はぁっ、ほづみの、……ほづみのアヌスは、みおりさんに拓いていただきたい、です。……」
みおりはほづみに下半身を開いているよう命じた。
いくら濡れやすくなった女体でも、本来排泄のために備わった器官は外部からの侵入に頑なだ。四つん這いに改めるより、仰向けにさせて脚ごと開かせている方が、負担は劣る。